コードサイニング証明書サポート

EVコードサイニング証明書 Microsoft Authenticode署名方法

本ページに記載されている手順は環境により異なる場合があり、実際の動作を保証するものではありません。
アプリケーションやツールなどの仕様や設定手順等でご不明な点がある場合は、それらのマニュアルをご確認いただくか、提供元にご連絡ください。
※この手順によって生じた影響や結果について、弊社では一切の責任は負いかねます。
※SHA-1証明書の発行は取り扱いを終了しております。

EVコードサイニング証明書での署名手順

  1. EVコードサイニング証明書がインストールされているトークンを利用するためのドライバーSafeNetAuthenticationClientをダウンロードし、インストールします。
    インストールとセットアップ方法の詳細は以下の各ページをご参照ください。

  2. EVコードサイニング証明書を使うマシンにWindows SDKを準備します。
    Windows SDK がインストールされていない場合は以下のリンク先からダウンロードしインストールしてください。

    Windows7の場合

    Microsoft Windows SDK for Windows 7 and .NET Framework 4

    Windows SDKの2015年4月23日現在の最新バージョンはVersion:7.1です。このWindows SDKはコマンドラインでの使用となります。
    GUI版のWindows Server 2003 SP1 Platform SDK Web InstallからVersion:3790.1830をダウンロードしインストールすることもできますが、Windows 7 以降のOSを利用の場合はお勧めできません。
  3. SignToolコマンドで以下のコマンドを実行し、プログラムにサインします。

    C:\> signtool sign /t http://timestamp.digicert.com /a "c:\path\to\file.exe"
    • /t はタイムスタンプを追加するオプション、 http://timestamp.digicert.com はタイムスタンプサーバーです。
    • /a はWindows証明書ストアに複数の証明書がインストールされている場合、最適な証明書を自動的に選択します。最適な証明書とは、「指定されたすべての条件を満たすすべての有効な証明書のうち、有効期間が最長の証明書」のことです。
      利用する証明書を指定する必要がある場合については、証明書を指定するを参照してください。
    • c:\path\to\file.exe は署名対象のコードです。
    デフォルトのハッシュ関数はSHA-1ですが、/fd sha256オプションでハッシュ関数SHA256(SHA-2)を指定できます(古いバージョンのsigntoolでは/fdオプションが無いこともあります。その場合は新しSDKで入手してください)。
    Windows7の場合

    Windowsのコマンドプロンプトで、C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v7.1\Bin 等のsigntool.exeが置かれているフォルダに移動し、コマンドを実行してください。

    Windows8の場合

    Windowsのコマンドプロンプトで、C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1\bin\x86 等のsigntool.exeが置かれているフォルダに移動し、コマンドを実行してください。

  4. トークンのパスワード入力が求められますので、パスワードを入力し「OK」をクリックします。

    Token Password

  5. 署名が成功すると、以下のように “Successfully signed and timestamped: c:\path\to\file.exe” と表示されます。

    Microsoft SignTool Certificate 1

証明書を指定する

Windows 証明書ストアに複数の証明書がインストールされている場合などで、利用する証明書を特定したい場合は、以下のように行います。

  1. 「スタート」に certmgr.msc を貼り付けるなどの方法を使い、certmgr.msc を起動します。
  2. 「個人」「証明書」と進み、右画面に表示される証明書リストから利用する証明書の「発行先」の名前を取得します。

    subject name

  3. SignToolコマンドで以下のコマンドを実行し、プログラムにサインします。

    C:\> signtool sign /t http://timestamp.digicert.com /n "発行先名" "c:\path\to\file.exe"
    
    Windows 7の場合

    Windowsのコマンドプロンプトで、C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v7.1\Bin 等のsigntool.exeが置かれているフォルダに移動し、コマンドを実行してください。

    Windows 8の場合

    Windowsのコマンドプロンプトで、C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1\bin\x86 等のsigntool.exeが置かれているフォルダに移動し、コマンドを実行してください。

署名内容の確認方法

  1. エクスプローラで証明済みファイルを選択し、右クリックから「プロパティ」をクリックします。
  2. 「デジタル証明書」タブをクリックすると以下のように「署名者名」「タイムスタンプ」が表示されます。
    詳細をクリックすれば、証明書の詳細情報も取得可能です。

    file propety digital sign

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