NETCRAFT 2017年5月発表 Webサーバーのシェア調査

2017年5月29日

ニュースソース:NETCRAFT
以下は、2017年5月25日に公開されたMay 2017 Web Server Surveyを要約したものです。


全体傾向

2017年5月に行った調査によると、サイト数が140万程度減少したものの、コンピュータは83,000台増加し、18億を超えるサイトと640万台以上のコンピュータが調査対象となりました。
調査の結果、サイト数に大きな変動が見受けられ、特にNginxはホストネームの30%の減少を経験し市場シェアが-5.71%の13.5%まで減少しましたが、これはアメリカと日本のAmazonウェブサービスがホストしていた中国語のスパム・サイトが消えたことに起因しています。
一方、マイクロソフトは7,900万のサイトが増加し49.1%の市場シェアを獲得、昨年6月にトップだったApacheの2倍以上の市場シェアで、22年間の調査史上マイクロソフトにとって最高の結果となっています。
対するApacheは今月更に-1.73%の20.95%まで下落しました。

アクティブサイト

一方、アクティブサイトのシェアについて、Nginxはホスト名の数は大きく減少しましたが20%以上のシェアで、2位を堅持しています。アクティブサイトの数ではマイクロソフトの2倍以上の100万で、この分野の成長をリードし続けています。
Apacheは140万のサイトの減少が-0.67%の下降を呼び込んだものの、この分野で45.6%のシェアでリードしています。
Nginxはコンピュータシェア分野で成長を続け、2017年後半にはマイクロソフトを追い越す勢いです。
マイクロソフトは、48,500台・シェア23.8%でNginxに3.46%の差に迫られ、Apacheは余裕のリードで立場を堅持しています。

トップミリオンサイト

ここ数年トップミリオンサイトはNginxが今月唯一成長したベンダーとして存在感を増してきており、Microsoftよりも先行しています。結果、1,000の他競合のWebサイトがトップミリオン圏外へ押し出されそうです。
Apacheはこの市場を40.5%でリードしていますが、3,200のサイトがトップミリオンを離れる苦境に立たされた上に、ここ数年緩やかですが継続的に低下が続いています。
Nginxの一貫した成長の結果、Apacheとの差は縮んでいますが、NginxがApacheの脅威となるまで1、2年かかるでしょう。

新版Webサーバー

Nginxの新版であるnginx1.13.0が1.13シリーズの第一弾として、4月25日にリリースされました。
nginx(1.12.0)のバグフィックスが行われ、新機能が追加されました。TLS1.3のサポートが盛り込まれましたが、現状は多くのTLS1.3用の暗号ライブラリが未実装です。

マイクロソフトIISアドミニストレーションAPIは最新版1.1.0がリリースされ一般的に使用可能となり、IISセントラルサティフィケートストアの管理とAPIの改善された証明書を含み、Webサーバーの全ファームのサティフィケート管理を簡単に行うことができます。

Amazonウェブサービス・パートナー・ネットワーク(APN)のテクノロジー・パートナーがLiteSpeedテクノロジーなこともあり、LiteSpeedがAmazonクラウドに搭載されました。
Amazonマシーンイメージ(AMI)は、LiteSpeed WebサーバーをインストールしたCentOS7がベースです。AWSユーザーは、このAMIをクラウド内のLiteSpeed内の即使える仮想マシンとして使用します。
Webサーバー調査では230万のアクティブサイト、200万以上のユニークドメインと約11,000台のコンピュータを含む640万のWebサイトがLiteSpeedで動作していると判明し、その大規模サイトの一つにFanFiction.NETがあります。