ニュースソース:InternetSociety
以下は 2017年4月5日に公開されたReaching the next level for Online Trustを要約したものです。
2017年4月5日、OTA(Online Trust Alliance)がISOC(InternetSociety)と合併することが公表されました。
両組織は、国際的な非営利組織として、会員と協力してオンラインセキュリティを強化するイニシアチブを促進してきたという共通の歴史があります。
オンラインの信頼性(オンライントラスト)、プライバシー、セキュリティなどを向上させるという共通の目的のもと、合意に基づき、リソースを結合し、今後OTAは新しいイニシアチブとしてISOC内で運営され、OTAの会員は自動的にISOCの会員になります。
1992年にインターネットの創始者たちによって設立されたISOCは、IETFの上部組織でもあり、インターネットのオープンな開発、発展、利用を促進する活動に貢献してきました。
約10万人の個人会員およびサポーター、110以上の組織会員、122の支部によって運営されています。
2004年に設立されたOTAは、以下の活動などを通じて、オンラインの信頼性向上ための技術(SSL、電子メール認証、IoTセキュリティ、プライバシーに関するベストプラクティスなど)の導入を、幅広い種類の企業に対して促進してきました。
- オンライントラスト監査(Online Trust Audit)
- オンライントラスト栄誉賞(Online Trust Honor Roll)
- 「サイバー犯罪および侵害に対する対策ガイドライン(Cyber Incident and Breach Readiness Guide)」の策定
- IoTトラストフレームワーク(Internet of Things(IoT) Trust Framework)
また、OTAの会員やサポーターには、インターネットを創造した企業や組織を超えて、公共政策・テクノロジー・電子商取引、ソーシャルネットワーキング、モバイル、電子メール、インタラクティブ・マーケティング、金融、サービスプロバイダー、政府機関、業界団体など、インターネットを利用する幅広いビジネス主体が含まれます。
OTAは当面、年次のオンライントラスト監査などの主要な活動を継続する予定です。
また、OTAのWebサイトへは引き続きアクセス可能であり、OTAの会員はOTA委員会における活動を継続します。