Exchange 2007 サーバー間での SSL サーバー証明書の移動方法
Microsoft Exchange 2007 サーバーでの PFX Backup 手順
PFX 機能は、Windows サーバー上で公開鍵ファイル(DigiCert が発行するサーバー証明書)と秘密鍵ファイル(CSR 作成時に同時に作られるファイル)のバックアップを行うために使われます。
公開鍵ファイルと秘密鍵ファイルのセットは SSL が正常に機能するためには不可欠ですので、サーバー証明書を一つのサーバーから別のサーバーに移動する場合、必ず PFX バックアップを行ってください。
以下の手順に従って、サーバー証明書がインストールされているサーバーからバックアップを取り、新しいサーバーに証明書をインストールしてください。
まだ、DigiCert サーバー証明書を CSR を作成したサーバーにインストールしていない場合は、先ずインストールを行ってください。
公開鍵ファイルと秘密鍵ファイルを .pfx 形式でエクスポートする
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「スタート」 -> 「ファイル名を指定して実行」と進みます。
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「MMC」を入力し「OK」をクリックします。
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「ファイル」タブをクリックし「スナップインの追加と削除」を選択します。
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「追加」をクリック、「証明書」を選択し、「追加」をクリック、その後「スタンドアロンスナップイン」ウインドウを閉じます。
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「スタンドアロンスナップイン」ウインドウで「OK」をクリックします。
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「コンピュータアカウント」を選択します。
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「ローカルコンピュータ」を選択します。
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「 + 」をクリックし、証明書コンソールを展開します。
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「個人」フォルダを探し、証明書を展開します。
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バックアップしたい証明書上で「右クリック」し、「すべてのタスク」-> 「エクスポート」と進みます。
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「証明書のエクスポートウイザード」の手順に従って証明書を .pfx ファイルとして保存します。
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「プライベートキーをエクスポートする」を選びます。
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「証明書パス内にある可能な全ての証明書を含む」を選択します。(プライベートキーオプションは選択しないでください。)
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パスワードを要求された場合は、入力してください。Leave default settings > Enter Password (if required)
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保存するファイル名を指定し、「次へ」をクリックします。
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「完了」をクリックします。
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「正しくエクスポートされました」で「OK」をクリックします。
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.pfx 形式のファイルが指定した場所に保存されています。
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「スタート」 -> 「ファイル名を指定して実行」と進みます。
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「MMC」を入力し「OK」をクリックします。
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「ファイル」タブをクリックし「スナップインの追加と削除」を選択します。
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「追加」をクリック、「証明書」を選択し、「追加」をクリック、その後「スタンドアロンスナップイン」ウインドウを閉じます。
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「スタンドアロンスナップイン」ウインドウで「OK」をクリックします。
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「コンピュータアカウント」を選択します。
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「ローカルコンピュータ」を選択します。
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「 + 」をクリックし、証明書コンソールを展開します。
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「個人の証明書」フォルダで右クリックします。
Right click on the Personal Certificates Store (folder)
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「すべてのタスク」-> 「インポート」と進みます。
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「証明書のインポートウイザード」の手順に従って証明書を .pfx ファイルからインポートします。証明書ストアでは「証明書の種類に基づいて、自動的にストアを選択する」を選択してください。
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MMC コンソールを閉じます。MMC コンソールの設定を保存するか聞かれた場合は「いいえ」を選びます。
Microsoft Exchange 2007 の設定
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Get-ExchangeCertificate コマンドを実行し、証明書のサムプリントを取得します。
[PS] C:\> Get-ExchangeCertificate -DomainName your.domain.name
Thumbprint Services Subject
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136849A2963709E2753214BED76C7D6DB1E4A270 ..... CN=your.domain.name
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Enable-ExchangeCertificate コマンドを実行し、証明書を使えるよう設定します。下記[paste]の部分に取得したサムプリントを貼り付けてください。
Enable-ExchangeCertificate -ThumbPrint [paste] -Services "SMTP, IMAP, POP, IIS"
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もう一度 Enable-ExchangeCertificate コマンドを実行し証明書が正しくインストールされたことを確認します。
Services の欄に SMTP, IMAP, POP3 and Web (IIS) の代わり SIP にcolumn, letters SIP W を記述することもできます。
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IE, ActiveSync, Outlook などで接続しテストしてください。
ISA 2004、ISA 2006 を利用している場合は、サーバーをリブートしてください。