ここでは、OpenSSLを使ってコンピュータ上でCSRと秘密鍵を作成し、取得したサーバ証明書と秘密鍵を合成して.pfxファイル証明書を作成する方法について説明します。
利用中のコンピュータでOpenSSLコマンドを使ってCSRを作成します。
CSRの作成と同時に秘密鍵も作成しますので、安全性が確保されたコンピュータで作業してください。
CSR作成には以下の情報が必要になるのであらかじめ用意してください。
Unix系OS、Mac OSでは標準でOpenSSLコマンドが使えるはずです。
WindowsでOpenSSLがインストールされていない場合は、「Windowsでopensslを使う」を参照しOpenSSLをインストールしてください。
利用中のコンピュータがUnix系OSあるいはWindows OSの場合は、以下の手順でCSRを作成します。
ウイザードに必要事項を入力すれば、openssl用のコマンドを作成できます。
利用中のコンピュータのコマンドプロンプト(Windows)あるいは shell画面(Unix系OS)に、ウイザードで得られたコマンドを貼り付け実行します。
コマンド実行は、実行ユーザーが書き込み権限のあるディレクトリで行ってください。
Mac OS X ApacheでのCSR作成方法 を参照し、CSRを作成してください。
コマンドを実行したディレクトリにCSRファイル({comon_name}.csr)と秘密鍵ファイル({comon_name}.key)が作成されます。({comon_name}は例です。)
両ファイルとも標準テキストエディタで開くことができます。
—–BEGIN NEW CERTIFICATE REQUEST—–で始まり—–END NEW CERTIFICATE REQUEST—–で終わるファイルです。
※{ NEW}は含まれないこともあります。
—–BEGIN NEW PRIVATE KEY—–で始まり—–END NEW PRIVATE KEY—–で終わるファイルです。
※{ NEW}は含まれないこともあります。
CSRファイル({comon_name}.csr)をテキストエディターで開き、—–BEGIN NEW CERTIFICATE REQUEST—–、—–END NEW CERTIFICATE REQUEST—–を含むすべてをコピーして、オーダフォームのCSR入力欄に貼り付けてください。
サーバーの種類はWindows2008サーバーで利用する場合は「Microsoft IIS7」を、Windows2012サーバーで利用する場合は「Microsoft IIS8」を選択してください。
# openssl pkcs7 -in {common_name}.cer -outform PEM -out {common_name}.pem -print_certs
subject…
issuer….
—–BEGIN CERTIFICATE—–
…
…
—–END CERTIFICATE—–
subject…
issuer….
—–BEGIN CERTIFICATE—–
…
…
—–END CERTIFICATE—–
# openssl pkcs12 -export -in {common_name_cert}.pem -out {common_name}.pfx
Loading 'screen' into random state - done
Enter Export Password:
Verifying - Enter Export Password:
unable to write 'random state'
Enter Export Password:でパスワードを設定し、Verifying – Enter Export Password:で設定したパスワードを再入力します。
このパスワードは Windowsサーバーでのインポート時に必要になります。