SHA-2(SHA-256)方式の無料テスト証明書発行を開始
株式会社アールエムエス(本社:東京都多摩市、代表取締役:望月 忠雄)では、DigiCert, Inc.(本社:アメリカ・ユタ州)の代理店として提供しているSSLサーバ証明書について、SHA-2(SHA-256)対応の無料テスト証明書の発行を開始しました。
SHA-1やSHA-2などのハッシュ関数は多くのセキュリティプロトコルにおいて重要な役割を果たし、暗号化に不可欠な要素です。2005年にSHA-1のセキュリティ脆弱性が発見され、将来的な利用に十分な安全性を有していないことが示唆されたことにより、セキュリティ関連業界は、より強力なハッシュ関数であるSHA-2にシフトし始めました。
Microsoftは2013年11月12日に「認証局に要求するルート証明書のポリシーをより強固で安全なものにするよう変更する」と発表しており、2017年1月1日以降、SHA-1ハッシュアルゴリズムで生成されたSSLサーバ証明書は受入れが中止されます。
これに伴い、DigiCertではSHA-1方式のSSL証明書の利用期限を2016年12月30日までと定め、それまではSHA-1・SHA-2どちらのSSL証明書も発行します。
現状はすべてのサーバーやアプリケーション、ブラウザがSHA-2に対応しているわけではありません。
証明書の利用環境がSHA-2に対応しているか確認し、移行をスムーズに行っていただけるよう、株式会社アールエムエスではDigiCert SSLサーバ証明書製品について、無料でSHA-2対応のテスト証明書の発行を行います。テスト証明書の有効期限は30日間です。
また、既に発行済みの証明書についても、SHA-2対応のものを無償で再発行できます。
SHA-2未対応の場合はSHA-1を利用し、対応した時点でSHA-2対応の証明書に差し替えることも可能です。
SHA-2対応の無料テスト証明書が発行可能なSSLサーバ証明書(価格は消費税抜)
■WildCard Plus(ワイルドカードサーバ証明書
・同一ドメイン内のすべてのホスト名+ドメイン名で利用できるSSLサーバ証明書
■ユニファイド コミュニケーション証明書(UCサーバ証明書)
・1枚の証明書を複数のドメイン名で利用できるUCサーバ証明書
■SSL Plus(SSL サーバ証明書)
・1ホスト名+ドメイン名をカバーできるSSLサーバ証明書
※各証明書はインストール先サーバー台数無制限、異なるOS・プラットフォームに対応。
※証明書の有効期間は1年間・2年間・3年間から選択可能。
※EVサーバ証明書・EVマルチドメインサーバ証明書も発行(テスト証明書対象外)。
詳細: https://rms.ne.jp/service/ev-ssl-certification.html
会社概要
社名 : 株式会社アールエムエス
所在地 : 東京都多摩市鶴牧1-4-10
設立 : 昭和55年10月
代表 : 代表取締役 望月 忠雄
主要仕入先: DigiCert、NTT/Verio、NTTコミュニケーションズ
法人営業部 DigiCert(デジサート)担当
E-MAIL:info@rms.ne.jp
過去のニュース
- 2014年8月26日 Googleランキング変更に伴い、常時HTTPS化に関する情報を公開
- 2014年8月20日 GoogleがHTTPSをランキングシグナルに使用すると発表
- 2014年7月3日 サブジェクトの別名欄に内部ドメイン名を使う証明書の取得について
- 2014年6月4日 コードサイニング証明書の提供を開始
- 2014年4月23日 メールサーバーでの暗号化利用方法を解説したページを公開
- 2014年4月10日 OpenSSL Heartbleed(心臓出血)脆弱性への DigiCert の対応
- 2014年3月12日 Chromeポリシー変更でCertificate Transparency(CT)未対応証明書に警告
- 2013年11月20日 DigiCert, Inc、DirectTrustエージェント認定プログラム初の認証局として公認
- 2013年10月23日 DigiCert, Inc、Google とともに Certificate Transparency(CT)を実現する計画
- 2013年9月18日 Digicert EV マルチドメイン証明書の日本法人への提供を開始
- 2013年8月27日 証明書の再発行手数料を無料化
- 2013年8月7日 EVサーバ証明書「EV SSL Plus」の日本法人への提供を開始
- 2013年7月16日 Digicert Inc. 新社屋に移転、日本でのシェアアップを計画
- 2013年3月26日 IIS8上でDigiCertサーバ証明書を利用するための手順を公開
- 2013年3月6日 テスト用SSLサーバ証明書の無料発行サービスを開始
- 2013年2月6日 リモートデスクトップで証明書を利用するための手順を公開
- 2012年12月6日 [ DigiCert, Inc.]、2012年度 Deloitte Technology Fast 500にランクイン
- 2012年11月7日 DigiCert SSLサーバ証明書 返金保証制度を従来の15日間から30日間に延長
- 2012年10月10日 [ DigiCert, Inc.]、Wikipediaなどを運営する Wikimedia財団との提携を発表
- 2012年9月19日 連邦公開鍵基盤ポリシー局より米国連邦機関用のデジタル証明書を発行する資格を取得
- 2011年3月2日 ワイルドカードサーバー証明書 深い階層でも利用可能な新機能追加
- 2010年9月27日 Windowsサーバーでの利用に最適な ユニファイドコミュニケーション証明書の提供を開始
- 2009年11月25日 複数サーバーで利用可能なワイルドカードサーバー証明書 15日間返金保証制度を開始
- 2009年6月24日 複数サーバーで利用可能なワイルドカードサーバー証明書「DigiCert(デジサート)サーバー証明書」の提供を開始
- 2010年6月26日 複数サーバーで利用可能なワイルドカードサーバー証明書「DigiCert」専用サイトをオープン